この数日間、職員室の窓から、グランドを眺め、ため息ばかりをついています。茅ヶ崎高校チアリーデイング部の練習は、グランドで行っているため、雨が降ると練習が思うようにできなくなってしまうのです。
10月28日は、東京ドームという広い場所であることを意識して、大きな動き、そして大きな移動を入れた演技構成を考えています。当日まで、あと20日あまりーーその間に高校生たちは中間試験という厄介なものと向き合わなければなりません。練習時間も思うように取れません。(私は一応、教師という立場上、試験の時には、勉強に集中するよう指導していますから)
はじめて演技をさせて頂く場所ですので、私もメンバーたちも不安でいっぱいです。練習していったものが果たして、思い通りにできるのかどうかーーー。 それこそ当日まで毎日、一日中でも練習していたいほどです。
茅ヶ崎高校は部活の盛んな学校です。でも、公立校ですから、その練習環境はけっして恵まれているとは言えません。普段は、せまいグランドを野球部、サッカー部、ソフトボール部、そしてチアリーディング部で仲良く一緒に使っています。体育館の中では、バスケ部、バレー部、バドミントン部がフロアを四分の一ずつにわけて、時間交代制で練習をしています。雨が降ってしまうと、グランドの部活は校舎の中でやるしかありません。ところが、茅ヶ崎高校は全日制のほかに定時制があるため、定時制の授業が始まる5時半には、練習を終わらせなければならないのです。
昨日は練習の終わりのミーテイングで生徒たちに次のような指示をしました。メンバーひとりひとりが、家で練習をするように、そして、早く帰れる分、しっかり試験勉強をするようにと。練習に関する指示には、大きくうなずいていた彼女たちが、勉強の話になると、思いっきり嫌な顔をしていました。今日は朝から、誰も私に会いにきません。いつもなら廊下でまちかまえて私に話しかけるメンバーたちが、なんとなくよそよそしい態度です。 「ちゃんと勉強した?」と、聞かれるのがこわいんですね、きっと。 |