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第7話
  第1話でお話したように、私は42歳になる現在も現役チアリーダーとして、他の若いメンバー達と一緒に演技をさせて頂いております。  18歳でチームに入り、様々なスポーツイベントで演技をさせて頂きました。当時は、どこのプロスポーツチームにも、チアリーディングのチームはありませんでしたから、まさに「ひっぱりだこ」!本当にいろいろな所でやらせて頂きました。

  でも、所属したチームの中で、私はダンスが一番下手でした。才能に恵まれたチームメイト達がうらやましくてたまりませんでした。 「やめてしまえ!」 いつもいつも先生に怒られていました。 持って生まれた負けん気の強さと、なかなかあきらめない図々しさとがあったから、今日までやってこられたのだと思います。 「あきらめずにやっていれば、いつかは、人並みに踊れるようになるにちがいない」「長くやっていればそのうちに、ダンスの神様が、かわいそうに思って、そのうち、うまく踊れるようにしてくださるに違いない」いつも、そう思っていました。 30歳を過ぎ、そして、40歳を過ぎ、年々衰えていく体力を嘆きつつも、生徒達と一緒に練習を続けました。もちろん生徒達のためでもありましたけれど、自分のためにも。

 3年前、ランサーズはサッカーJ2リーグ「湘南ベルマーレ」の試合で演技をさせて頂いておりました。ある日、メンバーの1人が怪我をし、その代役として、私が演技に加わりました。20年ぶりにスタジアムで踊れることになり、うれしくてうれしくてたまりませんでした。興奮で胸は張り裂けそうになり、言葉にはできない衝撃で脚が震えました。

「まだやっているの〜?」
友人達はみんな、呆れ顔で、そう聞きます。人から見ると、若いメンバーに混じって踊る私の姿は、とても哀れで情けないものなのでしょう。

 先日、シリーズ年間262安打という大リーグ新記録を達成したイチロー選手がテレビのインタビューに答えていました。
「次の目標は?」
「僕は野球がうまくなりたいんです。」
野球を始めたばかりの少年のような、この言葉に胸が熱くなりました。
<2004-10-27>
 
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