「はい!必ず!」
―力強い声で生徒たちは答えてくれました。見つめ返してくる彼女達の瞳には“巨人の星”のような炎(皆さん、ご存知ですよね?)が見えた気がしました。
いよいよ出番です。私は、ある種の確信を持って彼女たちとグラウンドに飛び出して行きました・・・のですが、実際、満足のいく演技ができるかできないかは、自分次第。同じ空間に多くの仲間がいても、ダンサーは、そしてチアリーダーは孤独の中で演技を続けなければなりません。メンバー達がうまくいっているか、失敗などしていないか、私自身懸命に演技を続けながらも、頭の中はメンバー達のことでいっぱいです。不安でたまりません。
でも、ふと、何か強い力が私を後押ししてくれているのに気がつきました。不思議な力が目に見えない大きな壁となって、私の背後からぐっと押し寄せてくるのです。ランサーズのメンバー達と、今までにも一緒に、いろいろな所で演技をしてきました。でもこんな気持ちを味わったのは始めてのことです。演技の最中なのに、胸が熱くなりました。うれしくてたまらなくなりました。メンバーの気持ちがひとつとなって、演技に集中している!!! そう確信したからです。
小学2年生の時、はじめてアメリカのチアリーダーを見ました。白熱した試合で、おそろしいまでの緊迫した雰囲気にスタジアムが包まれている時に、チアリーダーが登場しました。そのとたん、戦況にピリピリとしていた観客席になんとも言えない優しい空気が流れたのです。そして、その空気はなんとも心地よいものでした。
「大きくなったら絶対にチアリーダーになる!」
その瞬間に、かたく決意をしました。
選手、スタンドのお客様、スタッフが皆で心を通わせて、楽しめる空間を作りたい、といつでも願っています。そして、そうするのがチアリーダーの役目だと思っています。
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