マスターズリーグとは ルール チーム・選手紹介 イベント スポンサーリンク
 

第15話 アメリカの心(その2)
「ベースボールほどアメリカ的なものはない」
 この言葉を、様々な場面で、目にし耳にします。

 誰もが平等に、そして自由に参加できる野球はもっとも民主的なもの。仮に、今まで一度も会ったことのない人とでも、野球が話題にのぼれば何時間だって議論を交わすことができる。男性も女性も、お金持ちも貧乏人も、お年寄りも若者も、誰もが野球を愛している、誰もが野球を見たい、と思っている。というわけです。

 第2次世界大戦が始まった1939年のアメリカ。大リーグの試合中止を求めるコミッショナーに対し、時の大統領ルーズベルトは試合続行を言明。

「これまでとおり野球を続けることが、アメリカ国民にとって最良のことである。」

 野球という楽しみを奪うことが、人々の心の中でどれほど大きな損失となるか、ルーズベルトにはわかっていたのかもしれません。長く、苦しい労働に耐えるアメリカ国民を、戦争によって家族と引き離された寂しさに耐えるアメリカ国民を野球はずっと励まし、そして、力づけ続けたのです。

そのアメリカにあって、野球チームのオーナーになることは最高の名誉です。

ヤンキースの筆頭オーナーは大手船舶輸送業の会長。ドジャースのオーナーは不動産会社代表。エンゼルスにいたっては、かのウォルト・ディズニー社です。何でも宣伝に使うアメリカの企業にあって、球団名に会社名が入っているチームが1チームもないのも、まさにオーナー達のプライドの表れなのでしょうか。「ディズニーエンゼルス」にして、そのマスコットにミッキーやミニーを使い、応援グッズにディズニーのキャラクター達を使えば、その売り上げは、どれほどのものかと思ってしまうのは、私のようなけちな日本人だけのようです。

 11月13日。ランサーズにとって思い出深い横浜スタジアムでの試合。地元、神奈川での開催ということで、今までランサーズを応援しつづけてくださった多くの野球ファンもおみえになります。せっかくスタジアムまで足を運んでくださった方々が、すこしでもたくさんの楽しい気分があじわえるような演出をしたいと思いました。何にしようか、なかなか決められず、気持ちばかりがあせり、いらいらしていた時に、1枚の写真を目にしました。ひとりのアメリカ人の少年がおじいちゃんと並んで座って野球を観ている写真でした。その少年の手にはピーナッツの袋。私の頭の中に、なつかしくてやさしいある旋律が流れました。

「Take me out to the ballgame」です。

 アメリカのボールパークにいるような、楽しくてドキドキする素敵な気持ちを感じて頂けるよう、心を込めて演技をします。
<2004-12-06>
 
■バックナンバーはこちら■

▲トップページへ▲
 
お問い合わせ 会社概要   Copyright (C) MASTERS LEAGUE Inc. All rights reserved.