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第22話 『心に残るYMCA その1』
 皆さん、あけましておめでとうございます!
2005年の新しい年の幕開けと同時に、ランサーズのメンバーは、とても素敵な贈り物を頂きました。

 1月2日、東京ドームで開催された試合での5回裏――ランサーズは、多くのみなさんと一緒に心を通わせ、思い出に残るYMCAを踊ることができたのです。

 前回12月5日の時にも心から楽しませて頂いたメンバー達は、今回再びやらせて頂けることを、とても楽しみにしていました。

 前回の企画の後、更に楽しい時間をつくりあげる為に色々な反省や相談をし、しっかりと練習をして本番に臨みました!
 試合開始前の打ち合わせの時、参加をしてくださる方々のお顔を見てビックリしました。

1ヶ月前に、お目にかかった方達のお顔が見えたからです。前回は初めての試みでしたので、参加してくださった方々が、口々に「楽しかった」とは言ってくださいましたが、私達が楽しい時間をちゃんと演出できたのかどうか、実は少し不安に思っていました。ですから、再び参加くださった方々のお顔を見て、嬉しく思うと同時に、何かホッとする思いでした。

 今回も、老若男女、様々な方が参加をしてくださいました。前回の時も書かせて頂きましたが、およそ普段では一堂に会することなど考えられない集団――そう思うと、愉快でたまらなくなり、思わず口元に笑みがこぼれてしまいました(参加者のみなさん、ごめんなさい)。いろいろな球団のレプリカユニを着ている方が、一緒に同じ空間で、和気あいあいと同じことをしているという光景も、マスターズリーグのイベントならではのこと。

 そして今回も、小さな女の子達がい〜っぱい、参加してくれました。もう30年以上も前に、父に手を引かれて野球観戦に行った幼い頃の自分の姿、そして、ダンスの練習を始めたばかりの、(今はもう中学3年生になる)自分の娘の小さかった頃の姿とオーバーラップして見えました。セピア色のその光景は、私の心に何ともいえない暖かさと懐かしさを与えてくれました。

 練習が始まりました。みなさん、それはもうノリノリ。大デイスコ大会のようです。楽しそうに、そして元気に踊ってくださるので、何も心配することはありませんでした。 そして、小さな子供達とメンバー達が手をつないで、グラウンドへと向かっていきました。

 ランサーズはチアリーダーのチームです。チアリーダーはダンサーではありません。そこに大きな違いがあります。高いテクニックを持ち、優れた演技力と表現力で芸術性の高いダンスを踊ったとしても、見てくださる人々が一緒に楽しいと感じ、一緒にスイングしたくなるような気持ちにならなければ、チアリーダーとしての役目を果たしたことになりません。また、チアリーダーの存在があることで、その場に一体感のような雰囲気を作り出すことができなかったら、その存在価値はありません。

 今回、ランサーズはこのイベントに参加をしてくださった皆さんのおかげで、世界一立派なチアリーダーになることができました。

 スタンドにいる大勢の方達が立ち上がり、一緒に踊ってくださったのです。もちろん、会場には、大勢のご年配の方がいらっしゃいましたので、立ち上がって踊らないにしても、皆さんが、手拍子をして、私達と心を通わせて、このイベントに参加をしてくださったのです。チアリーダーとして、これほどうれしいことはありませんでした。まさに「チアリーダー冥利に尽きる」というものでした。

 「野球原点」をテーマに掲げ、追及しているマスターズリーグの舞台で演技をさせていただいた私達ランサーズも、今年も更に「チアリーダーの原点」を追い求めて行こうと思います。皆さん、本年もよろしくお願い申し上げます。
<2005-01-06>
 
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