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「この年で肉体改造!!ロマンズ小川亨選手」

モーやんこと小川亨選手はご存知の通り記念すべきマスターズリーグ初代MVPです。
初年度の01年、小川選手は56歳で参加し、15試合に出場、20打点で打点王を獲得し、打率も3割3分9厘の成績を残して大阪ロマンズの優勝に大きく貢献しました。まさに中高年の輝く星、目標とするところとなりました。2年目も全16試合に出場、24安打を放ち、打率3割7分3厘とロマンズでは石嶺和彦(現中日コーチ)に次ぐ成績。57歳でありました。

しかしながら3年目からは1割9分1厘、1割3分3厘、1割5分4厘と低迷し、ついに61歳の6年目のシーズンは7試合の出場(全8試合)するも安打はゼロ、打率0.00という結果に終わってしまいました。
本人いわく、「打球が内野を越えて行かんのや・・・。」
ここでさすがモーやん、密かに決意をしました。
「年は関係あらへん。体を作り直してもう一度勝負や!!」
それから毎週2回か3回のジム通い。62歳の肉体を鍛え、筋肉をつけマスターズリーグ7年目の開幕を迎えるのです。

小川亨選手
ロマンズ初戦の東京ドームでは出番が無く肉体改造をお披露目することが出来なかったのですが、高松サーパススタジアムでは先発し試合終了まで1塁を守った。安打こそ出ず3−0で終わったものの打球が芯を捉え、外野へいい当たりのライナー。今年は違うぞという片鱗が見えた。迎える12月9日の京セラドーム、ついに念願のヒット、杉浦賞投手佐藤義則から打点付。この日は2−1。年末のヤフードーム、稲尾監督の追悼試合で気合の入る福岡投手陣。ロマンズ打線は沈黙、8回まで1安打に抑えられた。その1安打が小川選手。9回に1本出て計2安打の、完封負けも小川選手の1本が無ければリーグ史上初の無安打試合になっていたかも・・。

そして1月14日、京セラドーム。この日までロマンズは5連敗、地元で必勝を誓うも5回まで3−0で劣勢、東京の投手は140キロの剛速球を投げ込む石毛博史投手。6回裏、先頭打者の小川選手、140キロを見事ライト線に2塁打。このヒットを皮切りに一挙5点をもぎとり初勝利。もちろんヒーローインタビュー、久しぶりのお立ち台に。

62歳の07シーズン、小川選手は2割3分1厘の結果を残しました。打率的には満足行くものではなかったと思いますが、自分の体を作り直し、挑戦し、結果が出たことは小川選手一人のことではなく、万人に言えることと深く感じました。マスターズリーガーたちの凄さ、プロ魂を見せていただいたシーズンでした。

08.03.24
(大阪ロマンズ担当/東)

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