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「理論派と実戦派、 兼ね合わせたいい男」

オリックスのテリー・コリンズ監督が突然辞任しました。プロ野球の厳しい勝負の世界では珍しくありません。一般的には驚くファンが大勢いるとは思いますが、プロの世界ですから。なにしろ、オリックス球団は2001年から2008年の今年まで、8年間で8人監督交代のチームですからビックリすることはありません。

そんな中でコリンズ監督の代役に指名されたのが大石大二郎監督代行です。以前にも、この「よもやま話」で紹介したと思いますが、今、パ・リーグは西武ライオンズが強い。なぜなら、マスターズリーグ出身者の首脳陣が6人、所属しています。そのほとんどの方がマスターズリーグの優勝経験者という幸運な星の下に生まれた人たちです。

この大石大二郎監督代行もプロ野球マスターズリーグの大阪ロマンズに所属していました。現役時代は近鉄バッファローズのスーパースターでした。ベストナインからゴールデングラブ賞、盗塁王といったタイトルを総なめにした選手。理論派と実戦派を持ち合わせた行動派タイプの指導者です。

マスターズリーグ(大阪ロマンズ)に入団してもらう折、電話で何度となくお話をさせてもらった経験がありますが、その時「お客さんからお金をいただいて、見せるプレーが出来ない。失礼になるので辞退させてください」と、何度も、何度もお断りの話でした。マスターズリーグには必要な選手でしたから、奥さまにお願いしたり、必死に説得。約1ヵ月ぐらいかかりましたが、ようやく入団、「協力する」と、いう一言をいただいた経由があります。

ところが、いざシーズンが始まりますと、さすがにゴールデングラブ賞やベストナインに選ばれただけの大選手。そして、まだまだ現役ばりの健脚も披露していただき、頭がさがりました。「お金をとって見せるプレー」と、ご本人が言っていた通り、シーズン前には自らひとりでトレーニングをやってきた。責任感あふれる人でした。さらに、力強いことに創設の初年度は大阪ロマンズが、圧倒的な強さで優勝しているのです。なんともオリックスにはゲンのいい人ではないですか。

マスターズリーグには2年間所属して、2003年にはオリックスのコーチとして「球界にお返しする」の一言を残して、大阪ロマンズを去りました。いずれは監督の器と思っていましたが、その機会が早くもやってきました。おそらく、理論派プラス実戦派を実行できるタイプの監督として、これからの球界を引っ張っていく人になっていくと思う。また、そうなるでしょう。ガンバッテ 大ちゃん!!

08.06.03
(東京ドリームス担当/矢久保)

大石大二郎監督代行



 
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